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思いついたことをつらつらと




「エリザベート」7/1マチネ :: 2015/07/03(Fri)

新生「エリザベート」を観てきました。
新演出ということで、全体を見渡せる2階席からの観劇です。

舞台装置は、3つの巨大な石棺、鏡張りの2枚のパネル、エリザベートのEの紋章が描かれた水色のパネルが基本アイテム。これらの組合せで舞台が進行します。石棺の隙間をドレスで渡るのは、観ているだけでも怖かった。どうぞ怪我人が出ませんように。客電が点く幕間と「キッチュ」では、鏡のパネルに1階客席が映り込んで、面白いです。

演出もすっかり変わっていて、前期をイメージさせるのは、婚礼の場面での白い布くらいかな。「ミルク」はミルク缶ダンスが大好きだったので、なくなってしまって残念。「憎しみ」では、ハーケンクロイツとヒトラー(ルキーニ)がセンターに移動してより威圧的な印象。一番驚いたのが、トートの客席通路からの登場。2階席では客席通路は見えないので、気づいたらオケピの前にいたという感じ。

【主な出演】
エリザベート(蘭乃はな)/トート(井上芳雄)/フランツ(佐藤隆紀)/ゾフィー(剣倖)/ルドルフ(京本大我)/少年ルドルフ(大内天)/ルキーニ(山崎育三郎)




井上トート
人外を演じる井上さん、濃いメイクの井上さん、露出度の高い衣装の井上さん、低音の井上さん、と初めてづくしで新鮮でした。男っぽい落ち着いた低音が意外。丁寧な仕上がりで安心して観ていられましたが、普段は強みのスリムさが仇になり、群衆シーンだと埋もれがちなのが残念。今まで観たのが山口&城田と大きなトートだったので、それに慣れてしまったのかな。山口さんの艶っぽい歌声、城田君の気だるげな雰囲気、井上さんは上品な静謐かな?私の中ではトート=死の陶酔なので、もっともっとセクシーになって皇帝母娘を誘惑ほしいぞ。

蘭乃シシィ
なんというか、シシィのカリスマや気品が感じられなかった。少女時代はかわいかったけれど、トートやフランツがなぜシシィに執着するのか次第にわからなくなっちゃった。歌も、井上&佐藤が丁寧な歌唱なだけに、雑な感じが否めない。「私が踊るとき」で突然盛大に声がひっくりかえったのにはビックリしました。

佐藤フランツ
どんぴしゃりのハマリ役です。歌といい演技といい言うことなし。フランツそのもので、本当に素晴らしかった!

剣ゾフィー
こちらも予想通りの安定感。ただ厳しいだけでなく、人の上に立つものが背負う孤独がひしひしと伝わり、皇太后の人物像に厚みが出ていました。

京本ルドルフ
細くて繊細、闇もしっかり広がっていた。ただダンスシーンで、クラシックの基礎がある人達の中、ただ1人体幹がふらふらしているのが気になりました。基本は大事。京本君と子ルドルフの山内君は雰囲気そっくりでびっくり。

山崎ルキーニ
ほとんど出ずっぱりになったルキーニ、まずはお疲れ様です。先代の高嶋ルキーニの印象が強すぎるからか、何か物足りなかった。でも歌はいつも通りの高値安定。「ベス」の頃、ポップス風の歌い方をされている時期がありましたが、やはり彼の声は正統派の歌い方がしっくりきます。山崎君のボーダーT姿はどうしてもかわいい感じになっちゃうし、ぐるりんぱも子供っぽいのでいらないような気がするなあ。

今月末にエリザを観る機会がありますが、どう変化しているか楽しみです。

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