2017-08

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」9/21マチネ

2回目ロミオ&ジュリエットは、あの台風直撃の日でした。
台風の接近はもちろん知っていたけれど、「まあ大丈夫でしょう」と高をくくって家を出た私は、読みが浅かった。終演後、地下鉄で新宿まで辿り着いたものの、JR、私鉄が次々に運転見合わせとなり、3/11に続いてまたしても帰宅難民の憂き目に合うところでした。電車の運転が再開するまでの数時間、心身ともに疲れたし、家族にも心配かけてしまい、反省しきりです。いろいろな意味で記憶に残る観劇となりました。

【出演】
ロミオ(山崎育三郎)/ジュリエット(昆夏美)/ベンヴォーリオ(浦井健治)/ティボルト(平方元基)/マーキューシオ(良知真次)/パリス(岡田亮輔)/キャピュレット卿(石川禅)/ロレンス神父(安崎求)/モンタギュー夫人(大鳥れい)/モンタギュー卿(ひのあらた)/ヴェローナ大公(中山昇)/乳母(未来優希)/キャピュレット夫人(涼風真世)/死のダンサー(中島周)

ロミオ(山崎育三郎)
甘い歌声がロミオにぴったり。でもいかんせん華奢なので、派手な衣装のダンサー集団と一緒だと埋もれちゃうのが残念。歌声を楽しみたい時は育三郎ロミオ、演技を楽しみたい時は城田ロミオかな。

ジュリエット(昆夏美)
今回も安定した歌と演技でした。山崎ロミオと声の相性がよくて、デュエットが秀逸でした。

ベンヴォーリオ(浦井健治)
歌って踊って、まるでアイドルのよう(笑)、こういう浦井君もいいっすね。はすっぱなヤンキー集団の中で、ただ1人友情や愛情を大切に思っている浦井ベンヴォーリオ、光っていました。本当に、役柄によって雰囲気をがらっと変えてくる人です。

ティボルト(平方元基)
めちゃカッコ良し。これだけカッコいい従兄弟がいるのに、なぜジュリエットはときめかないのだ、と(爆)。
自分を取り巻く環境にとことん苦悩する上原ティボと対照的に、悩みつつも軽快で爽やかさを感じさせる平方ティボでした。涼風×上原の組合せだと重苦しくて辛くなってくるので、涼風×平方の方が好みかも。

マーキューシオ(良知真次)
やんちゃな弟分は、この日もかわいかったです。

パリス(岡田亮輔)
町一番のお金持ちで自信満々でナルっぽい。嫌味キャラの要素満載なのに、全然憎めないの。能天気な明るさがキュートでした。

ロレンス神父(安崎求)
棚にかけてあるカバーの取り方がやたら大げさになっていました(笑)。ドヤ顔でロミオのリアクションを誘う神父様に対して、一言「激しい。。。」と返すのが精一杯のロミオが対照的で面白かったです。ほとんど素の状態のロミオに、神父様は吹いていました。

【カテコ】
山崎君の挨拶はいつも通り穏やかな口調で、さっきまで熱かったロミオとはまるで別人でした。最初はちょっと放心状態だったかも。
日替わりダンサーは、お名前がわからないのですが男性ダンサーの豪快なフェッテでした。カッコよかった。
そして最後にポップな「世界の王」に合わせて無礼講ダンスで幕でした。


Wキャスト制のR&J、全ての組合せを観ることはできませんでしたが、どの役者さんも個性を活かした演技で、どの演じ方もアリでした。またWキャストをしっかり受け止めるシングルキャストの皆さんも、安定感抜群でした。

そして、音楽がやっぱり素晴らしい!!
私がR&Jを知るきっかけになった「エメ」なんて、イントロが始まった時点で涙出てきちゃって、もうパブロフの犬状態です(笑)。その他、「憎しみ」のモンタギュー&キャピュレット夫人の歌声対決でしょ、「世界の王」(この回はモンタギューチームのダンスに拍手が起きてた)のめちゃポップな曲と対照的なちょっと哀しい歌詞でしょ、「綺麗は汚い」の印象的なhahaha!のフレーズでしょ、その他いろいろいろいろ。。。仏盤CD買おうかなと考え中です。


なかなかジュリエット役が発表されなかったり、生オケじゃなかったり、衣装がアレだったり、といろいろ気になることはありましたが、音楽の良さが何より勝った舞台でした。来年には、本家のフランスの引越し公演が決定しているようなので、こちらも観られたらいいなと思います。


ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」9/9マチネ

赤阪ACTシアターまで行ってまいりました。
今井清隆さんと本田美奈子ちゃんがデュエットした「エメ」が大・大・大好きなのですが、「エメ」がこれだけいいのだから他の曲もスゴイに違いない!と、チケットを取りました。
で、やっぱりよかったです。シアワセ。

赤坂ACTシアター自体初めてだったのですが、ロビーの動線はイマイチ悪いけれど、場内は客席の段差が大きくとってあってとても観やすい作りでした。階段には届けられた花が飾ってあって、いい香りに満ちていて、贅沢な雰囲気を味わってきました。

ひたむきで一生懸命なロミオとジュリエット、2人を支える芸達者な脇役陣、きれいでポップな曲と、とてもいい舞台でした。エメや終幕では、場内ウルウルきていましたね。去年の8月の帝劇「エリザベート」とシアタークリエ「宝塚BOYS」の出演メンバーが多く、実力者ぞろいだものね。

ロミオ側のモンタギュー一家は黒白のキリン模様、ジュリエット側のキャピュレット一家は赤茶の豹柄、主役の二人は白が基調、と非常に分かりやすいお衣装でしたが、なぜにアニマル柄?デザインもちと微妙だったかも。。。
そして時折出てくる携帯やらキャリーバッグやらの現代的小物使いも、どう反応していいのか、ちょっと困りました。「18歳になるまで携帯は持たせてもらえないの」byジュリエットには、昆さんのキャラも合っていて、さすがに爆笑しちゃいましたが。。。そういう反応でいいのだろうか。。。。

【出演】
ロミオ(城田優)/ジュリエット(昆夏美)/ベンヴォーリオ(浦井健治)/ティボルト(上原理央)/マーキューシオ(良知真次)/パリス(岡田亮輔)/キャピュレット卿(石川禅)/ロレンス神父(安崎求)/モンタギュー夫人(大鳥れい)/モンタギュー卿(ひのあらた)/ヴェローナ大公(中山昇)/乳母(未来優希)/キャピュレット夫人(涼風真世)/死のダンサー(中島周)

ロミオ(城田優)
内省的で繊細なロミオでした。ダンスはキレがあるのに、それ以外はどうももっさりした動きでした。でも、それすら鷹揚な坊ちゃんぽくて好印象、思い切り腰を屈めてジュリエットに向き合う姿が微笑ましかったです。1年ぶりに聴く歌声も、相変わらずクセがなく素直な歌い方でした。いやむしろさら~っと歌う方が難しい気がします。乳母に「お婿さん♪」とからかわれて、素で吹いていたけど、意外とゲラなのかもしれません。

ジュリエット(昆夏美)
とにかく初々しい!!清楚で芯が強い正当派お嬢様でした。歌も安定しているし、舞台度胸もめっちゃよさそう。でもね、身長に対してヒールが高すぎて、全体のバランスが悪かったのが残念。ロミオとの身長差を考えてあのヒールなのでしょうが、衣装さんもっとステキにしてあげてほしいぞ。

ベンヴォーリオ(浦井健治)
浦井君も1年ぶりでしたが、濃いアイメイクに金髪を逆立てて、また新しい一面を見せてくれました。とはいえ客席降りしてあたふたと通路を駆ける姿に、心の中「アルフだっ」と叫んでいましたよ。あ~、12月のTDVが待ち遠しい。

ティボルト(上原理央)
レミゼのアンジョルラスで強烈な印象を残した上原君ですが、今回はいろいろ苦悩する役どころで、より一層目立っていました。仮面舞踏会のあの派手派手衣装をモノにしているところが上原君ならでは、すごいです。

キャピュレット卿(石川禅)
豹柄を纏った日焼けメイクで胡散臭さが際立っていました。ドスの効いた声に歪んだ表情、禅さんの引き出しはいったいいくつあるんでしょうか。歌声も全開で、思いがけない父親の心情を吐露するソロは圧巻でした。

乳母(未来優希)
未来さん、めちゃうま!!かわいいお嬢様のためなら火の中水の中、モンタギューの溜り場に単身乗り込むのも厭わないパワフルスーパー乳母は、暗くて荒んだ空気を和ませてくれました。お嬢様の行く末を想って歌うソロの迫力がハンパなかったです。プログラムによると、宝塚出身のこのお方の初舞台は93年月組の「グランドホテル」。。。って私観てるよ、その舞台!一方的ですが、ご縁を感じました。

キャピュレット夫人(涼風真世)
ロミジュリのどろどろ部分担当(笑)。
母ではなくまさに女でしたね。ジュリエットにも、娘でなく女として対峙しているあたりがマジ怖かったです。実の娘ではないと知っていても、ついにはジュリエットを受け入れようとしたキャピュレット卿の方がかわいいっす。

死のダンサー(中島周)
大音響の舞台上、この人の周辺だけは常に静寂がありました。
そんな静の空間を作り出す存在感がすごかったです。
テクニックはクラシックなのに独特の体の軟らかさ。ん!と思ったらベジャールのルードラで学ばれていたんですね。納得!思いがけずベジャールダンサーに出会えて嬉しかったです。

次回は、下旬に山崎ロミオを観る予定です。城田ロミオとはまったく個性が違うので、どんなロミオになるのかこちらも楽しみです。

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