2017-08

「天駆ける風に」6/14トークショー

「天駆ける風に」トークショーメモです。

【出演者】石井一孝(司会)、朝海ひかる、浜畑賢吉、吉野圭吾

チケットを取った後に開催を知り、ラッキー!とほくそえんだのは言うまでもありません。石井さん言うところの「幕末座談会」、サービス精神旺盛な出演者の皆さんのおかげで、本当に楽しいひとときを過ごさせてもらいました。笑ってばかりで、あんまり覚えていないのですが、印象に残ったところをメモで残します。読んでくだサ方、ダラダラ書きですみません。

・石井さんの「レディ~スアンドジェントルメ~ン」の第一声で掴みはOK。やはりラテン系の明るいノリです。
・殿で登場してきた吉野さんは例の”黄金のアタッシェケース”を携行。小道具だけで笑いを取る男吉野圭吾。
・質問メモを元にした進行で、初日が開けて今日までの感想、好きな自分のセリフ、他の人のセリフ・歌でやってみたいものなどがお題でした。
・メモを離して読み上げる石井さんに、朝海さんがポソっと一言「遠い。。。」石井さんは聞こえていなかったようですが、聞こえていたらかなりのダメージだったと想像。
・溜水さんの”鯛”が大好評なことが羨ましくてしかたがない才谷さん。
・石井さんの「お父ちゃんさえいなければ三条家は幸せだったろう」発言を発端に、「祐二、今日は何でいないんだ」「あの男~」といろいろ言われ放題の岸さん。
・「目まぐるしい展開なので誰も楽屋に戻らない」と畑中さん。
・舞台裏でも英の緊張感を保ち続ける朝海さんが通路を通ると怖いので皆よけている。
・志士の皆さんは舞台裏でも影コーラスをしている。早替え中も歌っている人がいて、正にこの舞台の主役です。
・「英は俺の言う通りに動くからかわいい。やらなくてもやったと言っておけばわからないのに、ちゃんと大地にキスしてる。」と才谷さんの能天気発言に、「上から見てるじゃないですか。」「脚本に書いてあります」と各種切り替えしが発生。
・”鯛”の場面を再現してくれた吉野さん。いそいそと鯛を取りに行き、ぷるぷるぷると再現してくれました。石井さんも挑戦するも激しく振りすぎて鯛を破壊。場内爆笑、舞台上の全員が「あ~あ」。鯛を戻しに上手袖に捌けていく吉野さんの背中が哀しげ、戻ってきた吉野さんが一言「埋めてきました」と。
・石井さんの「たまらん!」を受けて、吉野さんが手振り付で「たまらん、たまらん、たまらん~~~」と「たまらん」エコーバージョンを披露。
・時間が足りなくなり、最期に爆笑エピソードを一つということになって、初日の最初の出番でいきなり転んだ石井さんの話に場内爆笑。2日目は皆でモニターで確認をしたそうです。

お疲れのところ、いろいろ楽しい話を聞かせてくださった出演者の皆さん、ありがとうございました!

「天駆ける風に」6/14マチネ

シアタークリエで「天駆ける風に」を観てきました。
原作がドストエフスキーの『罪と罰』、脚色が野田秀樹、演出が謝珠栄という濃厚な組合せに興味を持ち、チケットを購入しました。「罪と罰」を幕末に置き換えた野田秀樹のお芝居を謝珠栄がミュージカル化したという予備知識しかなかったのですが、なんのなんのパワー溢れる熱い舞台に即陥落でした。

【主な出演】
朝海ひかる、石井一孝、彩乃かなみ、伊東弘美、岸祐二、吉野圭吾、浜畑賢吉

三条英(朝海ひかる)
 まずは凛とした美しい立ち姿に惹かれました。そして殺人を犯したことでそれまでのギラギラした自信・野心が消え、代わりに襲ってきた緊張感・恐怖との闘い、そしてラストの清々しい笑顔まで、すさまじい心の葛藤に圧倒されました。一歩間違うと1人で空回りしちゃう頭でっかちの勘違いオンナになりそうな英というキャラを、魅力的なものにしていました。朝海さんはミュージカルよりストレートプレイの方が絶対いい!!

才谷梅太郎(石井一孝)
 久しぶりに聴くカズさんの歌声は美しく、やはり大きかった(笑)。史実の龍馬とはかけはなれている(「ええじゃないか」を扇動しちゃったりね)ものの、英をがっつり受け止める懐の深さはいかにも龍馬でした。草履や変身グッズ「頬っかぶり」は結構大変そうだった。

溜水石右衛門(吉野圭吾)
 吉野ワールド炸裂!!金で退屈を紛らわそうとするクセのある悪役を楽しそうに演じていました。特に智との対決では、狂気の中に溜水の孤独が垣間見えて圧巻。かと思えば、袴姿なのにビジネスマンよろしく黄金ラメのアタッシェケースをさらりと携行。そして場内を爆笑の渦に叩き込んだ”鯛”。そうそう黄金ラメのボストンバッグも見逃せません。踊らなくても所作がきれい。一幕のロケンロールな溜水が『SHIROH』の重ちゃんを彷彿とさせてカッコよかった。やっぱり吉野さんいいわ~。

甘井聞太左衛門(岸祐二)
 周囲(時代)に踊らされ流されてしまうダメ親父が妙に愛らしい。骨っぽい役どころが多い岸さんのおどおどキョロキョロするしょぼくれた姿が新鮮でした。そしてまさか最後にああなるとは。びっくりしましたよ、ええ。「ええじゃないか」をリードする姿と「生きたい~」の絶唱はゾクゾクモノです。

三条清(伊東弘美)
 苗字だけじゃなく自分の名前まで売ってしまう母上。そのアバウトさに笑いつつも、家族を想う姿が涙をそそりました。マダム・ヴォルフでは大柄に見えたのですが、実際は意外と小柄、役柄によって全然見え方が違うんだな~。役者さんてすごい。

三条智(彩乃かなみ)
 初めは強くて賢い英の陰に隠れていた智ですが、どんどん存在感が増してくる流れがとても自然で、智さんすてきって思いました。溜水との対決には思わず息を飲みました。溜水さんお目が高い。
都司之助(浜畑賢吉)
 英との対決でじわじわと英を追い詰めていくさまが圧巻。でもって、最後の最後で英に語りかける口調が優しくて好き。

志士の皆さん
 アクロバット&ダンスが超絶カッコよかった。「天駆け」の華です。「ええじゃないか」は今までのTSのダンスの中でも断トツです。照井さんと渡辺さんの歌もよかった。

金助&銀助
 双子みたいに息ぴったりでキュートな瓦版屋。すごい勢いでぐんぐん近づいてきて、瓦版を渡された時は心の準備がなくてすっかり固まってしまいました。あ~びっくりした。家で読んだ瓦版は達筆でした。

 幕末なのに、洋服(上衣)&袴&足袋のセットアップ、現代用語乱発と、無国籍ぶりが心地よかったです。ダンス、映像、スローモーションといった謝さん独特の舞台表現も健在。舞台装置と衣装の色調もとてもきれいでした。重いテーマにもかかわらず楽しかった。もっと若い頃に観ていたら、「英カッコいい~、ダンスカッコいい~!」で終わっちゃったと思うんですが、今は才谷の「ひとつの命は何万の志とひきかえにすることなどできない」にグッときます。ああ年取ったんだな~、自分。視覚的に楽しく、いろいろ考えさせられる作品です。できればもう1回観たいけれど、さすがに無理。パンフレットでいろいろ思い出すことにします。

トークショーに続く

TSミュージカル「客家」11/10マチネ

天王洲アイルの銀河劇場でTSミュージカルファンデーションの「客家」を観てきました。

今回は初ボックス席。センターではないものの舞台にかなり近かったし、1つのボックスに4席なので周囲に気を使わず観ることができました。

戦乱の中、民族が生き延びるために武器を手にして戦うこと、敢えて戦わないことの是非が、客家、南宋、モンゴルそれぞれの目線を通して描かれていました。

【出演】
文空祥(水夏希)、文天祥(吉野圭吾)、理宋/デイビット(坂元健児)、フビライ・ハン/伯顔(伊礼彼方)、曽徳慈/会長(未沙のえる)、爽(平澤智)、買似道(今拓哉)、旻(畠中洋)、塑文明(照井裕隆)、羅(渡辺大輔)、アントン(小林遼介)、才秀夫(吉田朋弘)、純(上口耕平)、燭龍(王建軍)他

******** 以下結構ネタばれ要素ありです。未見の方はご注意ください。 *********

水夏希さんは初めて拝見しましたが、体が柔らかいですね~。そして幕が開いて2日目とは思えないほど、圭吾さんと息の合った兄妹っぷりでした。天祥、爽、旻と戯れる場面が本当に楽しそうで和みました。

圭吾さん演じる天祥は実在の人物だそうです。血気にはやったお子ちゃまキャラなのかと思いきや、実は信義に厚いナイスガイでした。2幕の「正気の歌」が圧巻。そして、仮面をつけて大きな白扇を手に舞う姿が美しかった。圭吾さんの踊りは、仮面をつけていてもすぐにわかりますよ、ハイ(笑)。シリアスなキャラから一転、カーテンコールでの満面のにっこり笑顔が爽やかでした。

サカケンniceです。苦難を乗り越えて登場人物達の魂が浄化されるラストがTSの定番。。。なのですが、今回はデイビットが客席を笑いの渦に叩き込みすべてかっさらっていきました。伸びやかな歌声と共に和み系キャラ大活躍です。もちろん涼やかな皇帝もよかったよ。因みにデイビッドが正解だと思うのですが、プログラムにはデイビットとなっているのが不思議だ。

今回の伊礼君はドスが聞いていてワイルドで、すご~くカッコよかった。歌声も格段に進化していて、出番中は目が離せませんでした。もう一度言っちゃおうっと。伊礼君カッコいい。

宝塚花組時代以来の未沙のえるさんでしたが、ゴッドマザーとして舞台を引き締めてくれました。サカケンと名コンビで、二人手を取り合って屈伸運動(?)してしまう身の軽さに驚きました。

歌にダンスに大活躍の平澤さんと畠山さん、このお二人がいると俄然安定感が増します。大好きだ~。

今さん、黒い(笑)。カッコいいけれど、理宋やフビライが醸し出す真の王者の風格にはかなわない小物っぷりがナイスでした。

場面転換の都度中国武術の型を見せてくれた王さん。ダンサーの動きとは違うなと思っていたら、本職は武術家さんだったんですね。体がキレキレでした。

 登場人物にそれぞれ見せ場があり、登場人物の数だけ熱~いメッセージが盛り込まれるTSミュージカル。1回の観劇で全て受け止めることは到底できず、例によって必死についていくだけの観劇となりましたが、美沙のえる演じる曽徳慈が体現する女性のおおらかさ・強さがストレートに迫ってきました。やっぱり母は強い!
 「客家」というと大家族が住む巨大な円形の集合住宅を思い出しますが、舞台は屋外の場面がほとんどした。時折投影されるイメージの使い方が秀逸で、疾走する馬の群れのシルエットだけでモンゴル(とその殺伐とした世界観)を表現してしまったのがお気に入りです。2階席ならではの見え方もあって、鉄格子の枠を床に投影して舞台下手を一瞬にして牢獄に見立ててしまったのには、おおっ!と思いました。
 あらすじは「えっ、そこでそうなるの???」という荒さが目だちましたが、そこは謝先生のエネルギーの熱さと役者さんの上手さでぐんぐん持って行ってしまいました。やっぱりTSだなあと妙に納得してしまうのが不思議です。

今のところ、「客家」で今年の観劇納めになりそうです。来年「レミゼ」までしばらくお休みかな。

「眠れぬ雪獅子」10/29マチネ

世田谷パブリックシアターまで行ってまいりました。
久々の観劇は、いい役者さん達に彼らをひきたてる美しい衣装と舞台セット、本当に室の高いすばらしい公演でした。

チベット仏教の輪廻転生をモチーフに、ラルンとペマの兄弟愛がテンジンとドルジェの友情に形を変え昇華していくさまに、ただただダダ泣きでした。特に二幕では、客席のあちこちからすすり泣きが聞こえていました。

開幕前は、白字でチベット文字が書かれた緞帳代わりの黒布と場内に流れるチベットの音楽で、すでに不思議な空間ができあがっていました。お香の香りが印象的だった「タン・ビエットの唄」同様、TSのこういった演出大好きです。舞台は役者さん泣かせの八百屋舞台、おかげ様で役者さんの足元までよく見えて嬉しかったです。

【出演】
テンジン(東山義之)
歌って喋って踊って、女装まで(笑)。出ずっぱりの東山さん、とにかくお疲れ様でした!世慣れているようでいて実は純粋なテンジン、東山さんの魅力爆発でした。ステキでした。

ドルジェ(伊礼彼方)
内省的なドルジェ。自分の夢と家族や故郷の間で揺れるって、誰にでも訪れることだと思うんですね。なので出口なしでいっぱいいっぱいのドルジェに共感しました。テンジンと出会って少しずつ変わっていく姿に涙でした。

ラルン(小西遼生)
きゃ~、ものすごく良かった!!!小西さんは2007年のレミゼ以来ですが、大きく成長されたのに感動しました。キラキラ輝いていましたよ~。ラルンとペマ(山田ジルソン)、お互いを思いやる姿にこれまた涙でした。

ラン・ダルマ/ワン・ドウ(今井清隆)
珍しい悪人役の今井さん。赤い人を従えた「ヒョウ柄のオヤジ」(笑)は、ものすごい威圧感でした。ラルンとペマの生まれ変わりのテンジンとドルジェは人として大きく成長していたのに、ラン・ダルマとワン・ドウはち~っとも成長していないの。輪廻転生では現世で悩み徳を積んだ分だけ来世ではよりよく生きられるということですが、自分のことにしか頭を痛めない人は成長がないってことかな。

ターラ菩薩/ドルガ(保坂知寿)
のっけから、ターラの声と手指の動きにいきなりやられました。曼荼羅のような照明も効果的で、息を呑むような美しさでした!!ターラとお対で登場するターラの化身バジェラターラ(滝沢由佳)のダンスもエキゾチックですてきでした。

【カーテンコール】
これまでの緊張が解けたように客席からブラボー連発。舞台上でも挨拶で前に出ようとする東山君の衣装の袖を小西君がわざと踏ん付けていたり、隣同士で袖を結んで出てきたり、袖の長い衣装がおもちゃと化して、和気あいあいとした雰囲気でした。

TSミュージカルファンデーションの舞台はメッセージ性が強く、観る側にも相当のエネルギーが必要です。でも役者さん達の熱いエネルギーを浴び続けた後、ラストに訪れる清々しさがクセになるのです。


久々の観劇

TSミュージカル「眠れぬ雪獅子」にめっちゃ感動!うきー!!

「タン・ビエットの唄」8/15マチネ

池袋の東京芸術劇場で、TSミュージカルファンデーションの「タン・ビエットの唄」を観てまいりました。

開場後のロビーは、お香の香りでお出迎えしてくれたアオザイ姿のお香ガールズとたくさんのお祝いの花でとても華やかでした。ヴェトナムに因んで蓮があしらわれたお花が多くエキゾチックな雰囲気満点です。

ヴェトナム戦争で村を焼かれ、ヴェト・コンの兵士たちに助けられたティエンとフェイ姉妹。
戦争が終わって数十年後、「タン・ビエット(また会おうね)」という別れ際の約束を果たすため、姉のティエンを探しに祖国に戻ってきたフェイが出会う辛く苦しい現実と、最後に見出す希望の物語です。

【出演】
フェイ・・・・・・安寿ミラ
ティエン・・・・・土居裕子

トアン・・・・・・畠中洋
ハイン・・・・・・吉野圭吾
ミン・・・・・・・宮川浩
ビン/ビック・・・ 駒田一
ゴク・・・・・・・戸井勝海

川本昭彦、福永吉洋、島田邦人、小林遼介
滝沢由佳、長尾純子、久積絵夢、彩橋みゆ

【演出】
謝珠栄

それは重い重い話ですが、役者さんの体を張った熱演で、ぐいぐい引き込まれる熱い作品でした。
初見なのに、1幕目から涙腺崩壊してましたから。
演技→ダンス→演技→ダンスと、全編見せ場みたいなものですが、特に、土居さんの歌声、2幕の畠中さんと圭吾さんの激しいぶつかり合い、エキゾチックな振付のダンスの数々がすばらしかったです。

奇しくも「宝塚BOYS」と同じく再々演。
良い脚本、良い演出、良い役者、良い作品はずっと引き継がれていってくれたらいいなあと思いました。

「Garantidoー生きた証ー」2/27マチネ

池袋の東京芸術劇場に行ってまいりました。

劇団の前主催者の追悼公演の合宿稽古を開始した劇団員たち、
劇中劇(追悼公演の演目「ガランチード」)で演じられるブラジル移民の日本人たち、
現代と第二次世界大戦直後、二つの異なる時代の若者たちの物語です。
日本人であること、仲間、家族。。。シリアスなテーマが直球で投げかけられてきて、
観るほうもタフな気持ちが必要な舞台でした。

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季節の花に観劇、最近は介護のこと

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